食は生命維持の源であるだけでなく，暮らしと心の豊かさにも直結しています。食事そのものが楽しみであり，食を通したコミュニケーションも大切です。その一方で，私たちの日常はどうでしょうか。豊かな食を楽しめているでしょうか。

神戸大学には，附属農場（食資源教育研究センター）がありますし，地域連携活動を通して農家の方々との関係性も構築されていますが，それらの農産物を手に入れ，食事として楽しむことはほとんど出来ていません。

今回のテーマは，フードコミュニティです。今，自らの手で食を見直そうとするコミュニティが世界各地で立ち上がっています。そうした動きに注目しながら，一番身近な大学の食をとりまく課題を共有し，具体的にその改善・解決策を考え，実践に繋げたいと思っています。

ゲストとして，地元水道筋商店街を拠点に，プラントベースフード（植物性食品）の製造販売など，これからの食のあり方を提案，実践する菊池さんを迎えます。世界各国の食の潮流を紹介して頂きながら，私たちにとって一番身近な大学での食を一緒に考えてみたいと思います。

　

このサロンはどなたでも参加が可能です。「フードコミュニティ」として今年度中に具体的な活動（事業）を進める予定ですので，学生，企業の方など様々な立場から関心をもって頂ける方々の参加も歓迎いたします。