環境問題の解決や持続可能社会の実現に向けて、カーボンニュートラル社会に着目した取り組みが世界的に活発化しています。
これまで私たちは化石燃料を利用してエネルギーを生産してきましたが、これからは新しいエネルギーの生産・輸送・貯蔵・使用方法によって社会活動がおこなわれるようになるでしょう。

このような中、米国ハワイ州では、輸入化石燃料への依存から脱却するために、2045年までに再生可能エネルギー発電100%を到達させる法案を2015年に可決し、その目標に向かって再生可能エネルギーの導入に積極的に取り組んでいます。 米国本土から離れているハワイ州の電力は、ハワイ諸島の中でハワイアン電力会社が生産・供給しています。

州の目標を前倒しで達成しているハワイアン電力がどのような戦略でエネルギーシフトを実現しているのか話を伺いながら、私たちの未来社会のエネルギーについて考えます。

【ファシリテーター】

祗園景子（神戸大学V.School 准教授）