【2024年10月】V.Schoolサロン
守ること、復元することによる価値
〜仏像修復、映画フィルム、歴史資料から考える〜

仏像修復師と映画フィルム修復師。ふたりはそれぞれ経年劣化した仏像や映画フィルムに対して、それらが作られたときの新品の状態にできる限り近づけることを理想として、日々モノと格闘している。
ただし、修復(=復元=restoration)は決して修復師個人の好みだけで修復するのではなく、綿密な資料調査に裏付けられた情報や画像を根拠に、倫理的な判断によって修復する方法の選択肢がおのずと選ばれる。例えば 片手が欠落している人形に対して、どのような義手を付けるべきなのだろうか(あるいはそもそも義手はつけないようがよいのか)。あるいは、もともと白黒映画として製作された映画作品を、現代の技術で独自にカラー化して上映してもいいのか。つねに修復には倫理が付きまとう。本サロンでは、3人のエキスパート【田川新一朗氏(仏像修復師)×板倉史明(本学教育で、元映画フィルムのアーキビスト)×奥村弘(本学理事)】が、それぞれの立場から歴史資料の修復や復元の現在についてコメントし、議論する。
なお、このサロンはどなたでも参加が可能です
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開催日時
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2024年10月31日(木)17:00~18:30
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会場
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眺望館1階Vルームおよびオンライン(Zoom)
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種類
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イベント
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登壇者
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田川新一朗(仏像修復師)
板倉史明(国際文化研究科)
奥村 弘(理事・副学長)
オーガナイザー:鶴田宏樹(バリュースクール)
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参加申込