（プレゼンタ）大村直人、奥村 弘
（司会）玉置 久

地球環境の⼤きな変化、新型コロナウイルス感染症の拡⼤、 緊迫した国際情勢など、近年、我々は数多くの⼤きな困難に直⾯しています。 科学技術の発展はこのような困難の原因であるとともに、その困難を 乗り越えるための鍵でもあります。また最近は、異⽂化の受容や多様性の 尊重といった新たな価値観の重要性が認識されています。この価値観は 旧来の秩序を破壊し、混乱を招くこともありますが、多くの⼈が 住みやすい社会を実現するための鍵でもあります。このような状況のもと、 科学技術や⼈間社会の理解の根幹を⽀えるべき⼤学についても、教育研究 への期待や社会との関係が⼤きく変化しています。

このサロンでは、これまで神⼾⼤学において「未来社会創造研究会」 等を主宰し、学問の垣根を超えた創造性教育を⽬指している⼤村理事と、 阪神・淡路⼤震災を機に設⽴された「⼈⽂学研究科地域連携センター」 での活動等を通して地域歴史遺産の保全・活⽤に取り組んでいる 奥村理事をお迎えし、⼤学の新たな価値や使命について、神⼾⼤学の これまでの取り組みや今後の展望を例にとりながら考えたいと思います。 奮ってご参加下さい。