本イベントは、神戸大学V.School・経営学部が神戸市役所と共同で実施している「デザイン思考」実践プロジェクト「FBL-X神戸市課題解決プロジェクト」の一環として2022年2月1日（火）に開催するものです。

第一部は2021年度FBL-X神戸市課題解決プロジェクトの最終発表会です。本年度のプロジェクトは「長田っ子読書習慣プロジェクト」と題し、神戸市長田区をフィールドに、子どもたちの読書習慣向上のため、こどもの「読む」をデザインするプロジェクトです。このプロジェクトは、神戸大学経営学部・V.School所属学生が神戸市役所の職員と共同で、神戸市長田区役所まちづくり課のサポートを受けながら実施した、「デザイン思考」実践のためのプロジェクトです。プロジェクトの進め方は一般的なデザイン思考のプロセスである「共感 Empathize」「定義 Define」「アイデア出し Ideate」「プロトタイプ Prototype」「テスト Test」のフレームワークに、サービスデザインの要素を付加した構成です。第一部ではこのプロジェクトの成果を三つのチームが発表します。

第二部は、「行政サービスデザインと官学連携（2021年度）」と題したワークショップで、昨年度に引き続き2回目の開催となります。今年度のワークショップでは、デザイン思考を用いた行政サービスデザインの意義について、「長田っ子読書習慣プロジェクト」に加え、滋賀県庁が中心となって行われた「Tech Lake Sprint」について、実施者の立場から報告を行い、カジュアルに議論を行うことで、互いにフィードバックを得て今後の取り組みに対して示唆を得るとともに、行政におけるサービスデザインの可能性、新しい官学連携の在り方などについて検討します。