価値創造サロン#D3は、経営学分野における“価値”を考えるセッションです。主に、マーケティング論、技術経営論、実務的現状と課題、という3つの視点から価値について議論します。

そもそもマーケティング論では、市場における物々交換の実現や促進を考えることを起源として、価値や価値創造プロセスについて考えてきました。そこで価値創造サロン#D3では最初に、マーケティング論における“価値の基本的類型”や “価値創造”のアイディアをシェアします。

次に、経営学における技術経営論という学問分野は、これまでの価値創造サロンでも議論してきた“技術（シーズ）”をベースとした価値や価値創造のマネジメントについて考えてきました。価値を考える際に、マーケティング論は消費者の “ニーズ”を出発点にしていますが、技術経営論は企業が保有する“シーズ”を出発点にします。この視点における基本的アイディアを受講者のみなさんとシェアしたいと思います。
そして、マーケティング論や技術経営論が伝統的に研究対象としてきた企業における新規事業創造プラットフォームの代表の方をお招きし、価値の考え方や価値創造マネジメントについてお話し頂きます。特に、近年のデジタル技術を用いた価値創造の試みや、その中での難しさ、今後どのような方向を向いて価値 を考えると良いかなどについて、受講者のみなさんとアイディアをシェアし、議論します。